【低脂質・低残渣】クローン病の食事制限について

  • URLをコピーしました!

こんにちは、マタドールです。

クローン病の治療で一番重要になってくるのは食事制限です。
基本は低脂質・低残渣です。
簡単に言えば油物や繊維が多いものは避ける。
即ちみんなが大好きなポテトチップスや唐揚げなどは基本的にはNGです。
食べ物に関しては絶対にこれが大丈夫、これはダメというものはなく個人差が大きいです。
重要なのは食べた後にしっかりと体調を経過観察することです。

ただその中でもやはり基本的な考え方はありますので以下にまとめます。

目次

比較的安心な食材

穀類(主食)

白米(ごはん、お粥)、うどん、そうめん、餅

肉・魚・卵・大豆製品

鶏ささ身、鶏むね肉(皮なし)、鶏卵、うずらの卵、白身魚(たら、かれい、きんめだい、すずきなど)、まぐろ(赤身)、しらす干し、はんぺん、豆腐、豆乳、きな粉

野菜・果物

大根、にんじん、かぶ、かぼちゃ、じゃがいも、りんご、バナナ、桃や洋なしの缶詰(※野菜や果物は皮をむく)

調味料

砂糖、はちみつ、みそ、しょうゆ

嗜好品

麦茶、ほうじ茶

寛解期に食べても良い食材

穀類(主食)

玄米、スパゲッティ、春雨、ビーフン、そば、食パン、フランスパン

肉・魚・卵・大豆製品

鶏もも肉(皮なし)、牛もも肉、牛ヒレ肉、豚もも肉、豚ヒレ肉、レバー、鮭、あじ、いわし、さば、さんま、さわら、ぶり、太刀魚、牡蠣、ちくわなどのねり製品、まぐろ・さば・鮭などの水煮缶、納豆、油揚げ、厚揚げ、高野豆腐

野菜・果物・海藻類

白菜、ほうれん草、ブロッコリー、カリフラワー、きゅうり、ナス、トマト、玉ねぎ、さといも、長芋、さつまいも、きのこ類(細かく切って少量)、わかめ(やわらかく煮る)、海苔、海苔の佃煮

調味料・油脂

トマトケチャップ、刺激の少ないソース、ノンオイルドレッシング、低カロリーマヨネーズ、酢(少量)、しょうが、にんにく、わさび、オメガ9の油(キャノーラ油、オリーブオイル)、オメガ3の油(アマニ油、えごま油)、MCTオイル

乳製品

低脂肪牛乳、スキムミルク、カッテージチーズ、ヨーグルト、乳酸菌飲料

嗜好品・菓子

紅茶、緑茶、和菓子(つぶあん以外)、せんべい(ノンフライ)、飴、卵ポーロ

注意が必要な食材

穀類(主食)

ラーメン、クロワッサン、デニッシュ、ライ麦パン、調理パン

肉・魚・大豆製品

ロース肉、バラ肉、ひき肉、ハム、ベーコン、いか、エビ、たこ、牡蠣以外の貝類、大豆、おから、あずきなどの豆類

野菜・果物・海藻類

ごぼう、れんこん、たけのこ、山菜、うど、もやし、セロリ、とうもろこし、切り干し大根、たくあん、こんにゃく、ひじき、昆布、小さな種のある果物(いちご、キウイ、ラズベリーなど)、酸味が強い柑橘類、ぶどう、メロン、プルーン、なし、パイナップル、柿

調味料・油脂

唐辛子、刺激の強い香辛料、バター、マーガリン、ラード

乳製品

牛乳、生クリーム、チーズ、アイスクリーム

嗜好品・菓子

コーヒー(カフェインを含むもの)、お酒(アルコール)、ココア、炭酸飲料、スナック菓子、洋菓子、チョコレート、ナッツ類、レーズン、干し柿

大人でも食事制限は辛いものですが、子供にとっても凄く辛いことです。
今までは普通に食べていたマックのポテトやアイスクリームなど、色々と我慢をしなければなりません。
診断されて最初の頃は絶望感が強く、美味しいものはほとんど食べれないじゃん!!と思うと思います。
ただ、今は世の中自体が健康志向ということもあり低脂質な食べ物は結構たくさん発見できます。

低脂質食事のメリット

クローン病ではない人でも低脂質を意識するだけで健康的なダイエットが可能です。
私自身息子に合わせて低脂質な食事に変えたら何もせずに5kg落ちました。
しかも食べる量は今までよりも増えたのにです!!
低脂質の食事を続けていると、今まで如何に体に悪い食事をしてきていたのかを実感できます。
ほんのたまにコンビニの弁当などを食べると、油っぽいし味が濃すぎてとてもくどく感じます。
以前はそれをなんとも思わず美味しく食べれていたと思うとなんとも不思議な気持ちです。

食べる量は減らしたくないけど体重は減らしたいという人は、脂質を意識するだけで絶対効果がありますので是非チャレンジしてみて下さい。
僕は今では買い物する時は必ず栄養成分を確認してから買う癖がつきました。
栄養成分表示のないものは買いません!

低脂を減らすコツ

普段の食事の中で一番脂質を摂ってしまっているのは油です。
1gに対して脂質は1g即ち全て脂質になるということです。
クローン病の人は1日の脂質を30g以内に抑えることが望ましいですが、大さじ1杯の油を使用するとそれだけで脂質を12g摂取してしまうということです。
かなりやばいですよね。
でも言い換えれば油を使わなければそれだけ脂質を抑えられるということです。
我が家は息子がクローン病と診断されてから基本的にどんな料理でも油は一切使用しません。
ただあえて「基本的に」と買いたのは、全く油を摂らないのも良くないのです。
1日3食の中でしっかりバランスを取って調整することが大切だと思います。

例えば、朝ごはん、昼ごはんと若干脂質が多いなと感じたら、夜ご飯はかなり意識して脂質を抑えた食事にするとか、逆に朝、昼と脂質をほぼ摂っていないなら夜は多少脂質の高い食事でも大丈夫!といった感じです。

1日の摂取栄養成分を管理するためのアプリもありますのでうまく活用すると良いと思います。
ちなみに僕はこれを使っています。

健康管理はカロミル - ダイエットのカロリー計算やPFC管理

健康管理はカロミル – ダイエットのカロリー計算やPFC管理

Life Log Technology, Inc.posted withアプリーチ

あとはフライパンを油不要のものに変えました。
ちなみに購入したフライパンはコチラ↓

肉でも野菜でも焼いたりする料理はこのフライパンがあれば油いらずでくっつくこともなく快適です。

あとはだんだんとレパートリーが固定されてしまってくるのでレシピ本もあると便利です。

どの本もわかりやすくクローン病で気を付けるポイントなども買いてあるためとても重宝しています。

クローン病は長く付き合っていかない病気であり、本当に大変な病気です。
人間の欲求のメインである「食」を制限することは本当に大変です。
それでも少しでも楽しく、美味しく、笑顔で過ごせるように試行錯誤して家族みんなで乗り越えて行ければ良いなと思っています。

今回はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

二人の息子を持つアラフォー世代です!
その時に思ってる事を自由に書いています。主に『旅行記』、『料理・グルメ』、『Apple製品・スマホ等のデジタル関連』、『ゲーム』、『カメラ』、『ゴルフ』関連の事を書いていくつもりです!

目次