はじめに
Appleの小型タブレット「iPad mini」が、最新のA17 Proチップを搭載して登場しました。本モデルは、2021年に発売された第6世代iPad miniの後継機であり、処理能力の大幅な向上が期待されています。本記事では、第6世代との違いや、他のiPadシリーズとの比較を交えながら、その実力をレビューしていきます。

※奥から『iPad Pro 12.9インチ』『iPad Pro 11インチ』『iPad mini』
iPad mini(A17 Pro)の基本スペック
まずは、iPad mini(A17 Pro)のスペックを一覧表で見てみましょう。
iPad mini(A17 Pro) スペック表
項目 | iPad mini(A17 Pro) | iPad mini(第6世代) |
チップ | A17 Pro | A15 Bionic |
ディスプレイ | 8.3インチ Liquid Retina | 8.3インチ Liquid Retina |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB | 64GB / 256GB |
カメラ(背面) | 12MP広角カメラ | 12MP広角カメラ |
カメラ(前面) | 12MP超広角(センターフレーム対応) | 12MP超広角(センターフレーム対応) |
ポート | USB-C(Thunderbolt 3対応) | USB-C |
通信 | Wi-Fi 6E + 5G | Wi-Fi 6 + 5G |
バッテリー駆動時間 | 最大10時間 | 最大10時間 |
iPad mini(A17 Pro) vs iPad mini(第6世代)
iPad mini(A17 Pro)とiPad mini(第6世代)を比較すると、最大の違いはチップ性能とストレージ容量の拡充です。
1.A17 Proチップによる圧倒的な処理能力
iPhone 15 Proシリーズにも搭載されたA17 Proチップは、iPad miniとしては驚異的な処理能力を発揮します。特に以下の点で大きな進化を感じました。
- グラフィック性能の向上:ゲームや3Dグラフィックスを多用するアプリがよりスムーズに動作。
- 動画編集や画像編集が快適:LumaFusionやAffinity Photoのようなクリエイティブ系アプリの動作が速い。
- AI処理能力が強化:機械学習を活用したアプリ(写真補正、翻訳、音声認識など)のレスポンスが向上。
2.ストレージ容量の増加
第6世代では64GB / 256GBの2択でしたが、A17 Proモデルでは128GB / 256GB / 512GBと、より柔軟な選択肢が用意されています。特に64GBモデルが廃止されたことで、最低容量でも余裕を持って使えます。
3.Thunderbolt 3対応でデータ転送が超高速
USB-Cポートは、Thunderbolt 3に対応しました。これにより、外付けSSDへのデータ転送速度が劇的に向上。動画編集をする人にとっては大きなメリットです。
他のiPadシリーズとの違い
iPad mini(A17 Pro)は、他のiPadシリーズと比べるとどのような位置づけになるのでしょうか?
項目 | Pad mini(A17 Pro) | iiPad Air(M3) | iPad Pro(M4) |
ディスプレイ | 8.3インチ LCD | 11インチ / 13インチ LCD | 11インチ / 13インチ OLED |
チップ | A17 Pro | M3 | M4 |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz | 120Hz(ProMotion) |
用途 | コンパクト&高性能 | バランス型 | クリエイター向け |
- iPad mini(A17 Pro):とにかくコンパクトでハイスペックな端末が欲しい人向け。
- iPad Air(M3):バランスの取れた性能で、コスパ重視の人向け。
- iPad Pro(M4):最高峰のパフォーマンスとディスプレイ品質を求めるクリエイター向け。
デザインとディスプレイ
iPad mini(A17 Pro)は、基本的なデザインは前モデルと変わらず、コンパクトながら洗練されたオールスクリーンデザインを採用しています。
- サイズ:第6世代と同じ8.3インチディスプレイ
- 重量:第6世代と同じ(Wi-Fiモデル293g、Wi-Fi+cellularモデル297g)で持ち運びやすさ抜群
- 解像度:2266×1488ピクセル(Retinaディスプレイ)
- リフレッシュレート:60Hz(ProMotion非対応)
デザイン面では大きな変更はなく、第6世代ユーザーにとっては馴染みのある形状です。
パフォーマンス:A17 Proの実力
最大の進化ポイントは、A17 Proチップの搭載です。これはiPhone 15 Proシリーズにも採用されている高性能チップで、前世代のA15 Bionicと比較して圧倒的なパフォーマンス向上を実現しています。
ベンチマーク比較(参考値)
A17 Proの搭載により、アプリの起動速度やマルチタスク性能が向上。特にゲームや動画編集といった負荷の高い作業では、第6世代との差を体感できます。ただし、iPad Air(M3)やiPad Pro(M4)には及ばないため、ハイエンドな作業を求めるなら上位モデルが選択肢に入ります。
バッテリー持続時間
Appleの公式発表では「最大10時間の駆動時間」とされていますが、実際の使用感では第6世代とほぼ同等か、若干の向上が見られます。
- 動画視聴:約9〜10時間
- ブラウジング:約10時間
- ゲームプレイ(高負荷):約6時間
A17 Proの省電力性能により、ヘビーな使用をしなければ1日持つバッテリー性能です。
カメラ性能
- 背面カメラ:12MP(広角)
- 前面カメラ:12MP(センターフレーム対応)
カメラ性能に大きな変化はなく、ビデオ会議や簡単な撮影には十分。ただし、ProモデルのようなLiDARスキャナは非搭載です。
Apple Pencil対応
iPad mini(A17 Pro)は、Apple Pencil Proおよび新しいApple Pencil(USB-C)に対応。これにより、ノート取りやスケッチがより快適に行えます。
※Apple Pencil(第2世代)には非対応なので注意が必要です。
iPad mini(A17 Pro)を使って感じたメリット
✅ 片手で持てる最強タブレット
iPad miniの魅力はやはりサイズ感です。A17 Proの高性能をこの小さなボディに詰め込んだのは素晴らしいと感じました。
✅ ゲームや読書、動画視聴に最適
A17 Proのグラフィック性能の向上で、原神やPUBGのような重いゲームも快適に動作します。また、電子書籍や動画視聴にも最適で、長時間使っても負担が少ないのがポイントです。
✅ 外出先での仕事やメモ取りに最適
Apple Pencilに対応しているため、ノートアプリでの手書きメモやスケッチも快適です。出先で素早くメモを取るのに最適なデバイスです。
価格と結論
価格面では、iPad mini(A17 Pro)はやや値上げされています。コンパクトながら高性能なタブレットが欲しい人には最適ですが、M2やM3搭載のiPad Airと比較すると価格対性能比はやや厳しい面もあります。
こんな人におすすめ
- 軽量で持ち運びしやすいタブレットが欲しい
- iPhoneより大きな画面で作業をしたいが、iPad Air/Proは大きすぎる
- ゲームや動画編集など、性能を求める
こんな人は他のiPadが良いかも
- 画面サイズを重視するなら iPad Air / iPad Pro
- 価格を抑えたいなら 旧世代のiPad mini 6もしくは無印iPad
総評
Pad mini(A17 Pro)は、処理能力の向上とApple Pencil対応の利便性を備えた、究極のコンパクトタブレットです。第6世代ユーザーが買い替える価値は十分あり、特に携帯性を重視するなら、他のiPadよりも魅力的な選択肢となるでしょう。